Up to door
平屋でも成り立つ環境ではありましたが、ロードバイクやアウトドア用品などを収納する場所も、目立つ場所がゆえに、物置等で対応したくないというご希望を叶えるべく、一部子供部屋のみを1階の部屋よりも高く配置し、その下をアウトドアスペースにするご提案をいたしました。
開放的な吹抜けのご希望もあったため、子供室~リビングを吹抜けにて開放案を増すと同時に、階段をテレビ裏に隠すこと、2階建てであることを忘れるような空間としました。また、目の前にある建物や横にあるアパートからの視線を遮るべく、中庭部分の壁の高さを調整し、カーテンの要らない生活を実現いたしました。
外観は、駅前の大きなショッピングセンターにも面する立地から、そちらの駐車場からの視線を最優先に考慮し、立体感ある建物としました。キッチン部分等には、コンクリート素材と実際の木をふんだんに使い、シャープながら温かみのある空間としました。外観のシャープな印象とは裏腹に、屋内はカジュアルで帰ってきたくなる空間です。実坪数より大きさを感じられる建物となりました。